医療・介護業界について〜株式会社介護コネクティブ×株式会社樹 対談 前編〜

こんにちは!いつき広報部です!

先日、株式会社介護コネクティブの寺本代表と弊社代表の樋尾が対談をさせていただきました。

・株式会社いつきの職員はなぜ生き生き働いているのか?
・いつきの新店オープンについて
・いつきが稼働率90%以上を維持している理由
・介護施設の経営のあり方
・理学療法士に本当に必要なこと
・これからの介護業界
・理学療法を学んでいる学生の進路について

などなど、ラフなスタイルでざっくばらんに1時間ほど対談をさせていただきました。

こちらはダイジェスト版ということで、文字バージョンでお届けしたいと思います。

文字バージョンも2回に分けてお届けしてまいります!

ダイジェスト動画はこちら!

 

寺本代表

株式会社いつきさんで働いている理学療法士の方や介護の職員さんもめちゃくちゃ生き生き働いているといつも感じています。

そういったいつきさんの魅力をお伝えしたいなと思って、樋尾さんにいろいろお話を聞きたいと思っています

樋尾

今日は急遽対談ということで拙いお話になるかも分かりませんけどお付き合いの程よろしくお願いします

寺本代表

樋尾さんと出会ってもうかれこれ2年ぐらいですね。

2018年の夏に初めてお会いさせていただきまして、その時に僕も施設見学させていただいたときに、こんなに職員の方が生き生き楽しく働いていて、ご利用者様たちも楽しく通っていらっしゃるデイサービスがあるんだと衝撃を受けたのを今でも覚えています

樋尾
あとでだいぶお金払わないといけないね。(笑)
寺本代表

僕自身も理学療法士で、理学療法士がデイサービスで生き生き働いているって言うのをあまり見たことがない時期だったので、すごく衝撃的でした。

今日はそういうお話もいろいろ聞けたらなと思いますし、あといつきさんはいろいろな取り組みされていますので、いつきさんが今後やっていくこととか、樋尾さん自身のお話もいろいろ聞けたらなと思います

樋尾
包み隠さずお伝えしたいと思います

いつきの企業理念について

寺本代表
まずはぜひ樋尾さんから自己紹介と会社の事業の紹介をしていただけたら嬉しいです

樋尾

では改めて株式会社いつき代表取締役の樋尾重樹と申します。

最近はご利用者様から所ジョージに似てきたと言われるのでそこはパクって介護業界の所ジョージという名でいろいろな活動をさせて頂いております。(笑)

簡単に自己紹介をさせて頂きますと、元々私の家業は不動産業でちょうど三代目で四日市の中ですと不動産業の中では老舗の部類に入ります。

不動産業だけではなく、今まで約24社の会社経営に携わっておりまして、既に優秀な社員の成長のおかげで分社をして、現在自身で経営しているのは8社でありますが、すべて私が携わった企業は現在も黒字であるということが少し自慢であります。

でもこれは僕だけの努力じゃなくて社員たち一人一人が本当に頑張ってくれた賜物だと思っておりますので残り8社もどんどん分社していって残り一社の不動産業だけ細々と経営する老後の世界を夢見て今頑張っています。

そんな私がなぜ介護事業を行うことになったかというと、僕は介護経験もなかったですし、寺本代表のような理学療法士、セラピストでもありません。

私は企業理念というものをすごく大切にしているのですが、ちょうど32歳ぐらいの時に14社ぐらいを経営していたのですが、家でお酒を飲んでいまして、全社の企業理念を印刷し畳の上に並べてみたことがあるんですね。

それを見ますとふっと思わされたことがあって、実は小学校の時にいじめられていた経験があって、ど田舎育ちで、遊びに行くとこなかったんですよね。

そういう時に近所のじいちゃん・ばあちゃんの家に遊びに行っていたんです。

月曜日は加藤さんのおじいちゃんとこ火曜日は山田のおばあちゃんとこって決めて、手作りのかりんとうとかあられとかをもらいながら戦時中の苦労話とか、今は苦しいかも分からないけど人生っていいもんだよとかいろんなことを教えてもらいました。

その幼少期に教えてもらったことが全ての会社の企業理念のもとになっているんだなということがなんとなくその時分かりまして、三重県のじいちゃんばあちゃんに恩返ししようと思って介護施設、デイサービスを始めたのがきっかけであります。

寺本代表
樋尾さんが会社を経営する上で大事にされている理念で言うと、いつきさんの理念ってどういったことを大事にされているんですか?
樋尾

詳しくはこちらを見ていただきたいと思うんですけど、「五つの気(樹 いつき)」というものを大切にしています。

五つの気、『気配り・気遣い・気働き・一団和気・意気』を大切にしています。また、これは会社名の樹(いつき)と五つの気の語呂合わせになっているわけなんです。

気配りだけ考えてみても、人によっていろんな定義があると思うんですが、いつきグループとして全て解釈と定義を同じにしてあります。

あと、私が会議に行くと必ず企業理念の「五つの気」に関しくどいほど説明します。

ですから職員への浸透率も高いですし職員自身が自ら新しいもの、何か0から1を生み出すようなそんな考えをするときもこの企業理念を基にしてくれています。

それが今のいつきにご利用者様がたくさん来ていただいていることに繋がっているんじゃないかと思います。

寺本代表

皆さん本当に五つの気を体現されていると思いますし、職員の方だけじゃなくてご利用者様もそんな感じですよね

樋尾

いつきはいろんな人が来るんですけど、ご利用者様から

「五つの気を言ってみろ」とか、「君は採用だ」とか「いつから働くんだ」とか本当にご利用者様に助けられて今デイサービスの運営をさせていただいております

寺本代表
僕も初めて行った時に「君は採用だ」って言われました
樋尾
寺本代表は高額所得者ですから雇えませんって言っておきました
寺本代表
本当にありがたかったですね。「寺本くん今度いつ来るの」とか言っていただいて
樋尾
ぜひいつでもまた遊びに来てください。

これをご覧の皆様も、デイサービスセンターいつき各支店ごとにホームページございますし、各種S N Sや自社メディアもございますので一度見て頂きましてご興味がおありの方、どんどんご訪問のアポイントをください。

うちは限りなく敷居が低いバリアフリーでございますので、いろんな方とつながって今後も介護業界盛り上げていきたいと思いますのでよろしくお願いします。

寺本代表
これから理学療法士も病院の外に出て、介護業界もっと盛り上げていこうということを樋尾さんをはじめ、いつきの職員さんもすごく応援してくれているので、是非見に来ていただけたら嬉しいですし、樋尾さんにも会いに来ていただいたら嬉しいなと思います

介護業界をこれから変えていく人財

寺本代表
いつきさんは今スタッフ全体で何名ぐらいいらっしゃるんですか?
樋尾

介護の株式会社いつきの方で大体80名ぐらいですね。

ただもう少しで四日市の南部の小古曽という地域で新たにデイサービスをオープンしますのでこれで将来的には100名を超えますね。

2020年の10 月オープン予定ですので、是非内覧会に来てください

寺本代表

それも是非聞きたいなと思っていたんですけど、全体のコンセプトとか、こんな雰囲気のデイサービスですよって言うのを少し教えて欲しいです

樋尾

私はもともとダイワハウスという建築メーカー出身で建築を勉強していたこともあって、こだわって作っています。

いつきはそれぞれの支店ごとにコンセプトは違うんですけど、小古曽のコンセプトは、ズバリ!「昭和ロマン感じるデイサービス」です。

建物は旧家の長屋の平家みたいな感じで、中のしつらえも純和風。

ご利用社様の青春時代、あるいはお仕事を一生懸命されてた時代のものがそこにあって、そのような工夫をすることで回想法につながることによって認知症予防にもなるのではないのかという想いを持って建物を作っています。

もう一つは敷地内に沼地があります。通常沼地ですと建物は建てにくいんですけど、5月には自然に群生した菖蒲のお花が咲くんです。

菖蒲は邪気を払うものと言われてますのでそういう部分では、「菖蒲の花咲くデイサービス」っていうコンセプトもあろうかなと思います。

ちなみにこの建物のコンセプトは寺本代表のつながりで出会った、「あづまやデイサービスさん」を参考にさせていただいております(笑)

寺本代表
こうやって企業さん同士のつながりができて、企業さん同士で新しいことが起きたりとか、始まったりとかそういうことも実際起きてることが弊社の事業としてもすごく嬉しいですね
樋尾

介護事業者って閉鎖的なんですよね。

僕も寺本代表とお会いさせていただいて、一番何が良かったかって言うと、僕みたいな変人が出てきて、寺本代表のような変人も出てきて変人の周りには変人が集まってこれたということですね。

僕が言う変人っていうのは「変わった人」ではなくて「時代を変えられる人」っていう定義をしてますので、未来を変えられる人たちなんですよね。

そういう人たちをどんどん寺本代表が連れて来てくださるので、自身の会社の成長にも寄与されてますし、お互い経営者同士切磋琢磨できるような機会の提供もしていただいておりますので、本当に感謝しております。

寺本代表

弊社も理学療法士の若い仲間が多いので、本当に学生を始め、一年目二年目の方が多いので、すごく大きな学びとか刺激をいつも頂いてると大変お世話なってます。

あと企業さん同士の取り組みも、樋尾さんの考え方とか、樹さんの取り組みとかを知りたいって言う弊社の会員企業さんの中でも、横のつながりもいろいろできてきて、大変皆さん喜んでくれているのでいつもありがとうございます。

樋尾

もっと利用してください。僕も利用しますので(笑)

そして介護業界の高みをみんなで目指せればもっと日本も良い国になるんじゃないでしょうかね

介護業界の問題

寺本代表

僕も病院で働いていたので、介護業界ってイメージできついとか汚いとか3Kとかってよく言われますけど、僕はいつきさんを見てすごくそれがガラッと変わったんですよね

樋尾

先ほどお話しした通り、地域貢献社会貢献の一環として、おじいちゃんおばあちゃんの恩返しとして、介護施設をやることが決定しました。

そこから約200施設のデイサービス、サ高住から特養までいろんな施設を見学させていただきました

寺本代表

200施設ですか?

樋尾

なんでも現場主義なので。

行って思ったのは、牢獄のようなイメージのある施設もあれば、職員たちの目が死んだ魚のようになっているところもある。あとご利用者様が第一のはずなのに第二第三になっている施設もあり、介護業界のいろんな問題点を見ました。

僕は他業種で色んな企業を経営した観点があったり、赤字企業を黒字にするようなコンサルティングの業務をしてたので介護というフィルターでものを見ずにその施設の問題点を払拭するためにどうすればいいのかっていう観点で考えました。

そういう部分では介護らしくない施設運営をしたいっていう想いは最初からありましたね。

「ご利用者の命の安全と安心の担保」と「法令を遵守すること」この二つのルールを犯さない限り、職員からの提案はほぼ否定しません。

失敗するだろうなと思う提案があったとしても、言いません。任せた。

でもこれのポイントはもし予想通り失敗してもいいんです。人間ですから。その時に一緒に振り返りをして、「次もし同じことをやるんだったらどうやってやる?」って聞いた時に、「次やるんだったらこうやってこれを検証してこうでこうだから絶対効果出せるし、費用もこんだけ削減できてやれると思うんです」って職員に言わせるのがコツです。

じゃあやってみなよって言うとだいたい社員はポカーンとしてるんですけどやらせます。

僕は基本的には2回までの失敗ってのはいいと思うんですね。ただ同じような失敗を3回繰り返すっていう場合は直接指導もしますけど。

その職員のやる気モチベーションを高めてあげることが、結果的にご利用者様の笑顔を導くことに繋がると思ってますので、介護事業のみを経営されている方とは少し毛並みが違うかもしれないです

寺本代表

例えば今までのスタッフの方からの意見というか、実際に提案が形になったものってどんなものがあるんですか?

樋尾

数えきれないぐらいありますけど、ルーティーンになっているのは僕実は料理が好きで調理師の資格を持ってるので大型のバーベキュー台で、土用の丑の日に僕が前日から徹夜をしてうなぎのたれを作るんです。

寺本代表
社長自らタレから作るんですか?
樋尾

うなぎの頭と中骨を七輪で焼いて、それを醤油とかみりんとかお酒にぶっこんでやると作るのに一日かかるんですよ。

それで徹夜の状態で朝一施設に入ってその大型のバーベキューセットでお昼に熱々で食べれるように僕自らうなぎの蒲焼を焼いてるとか。

職員からの提案でもあるんですけど、僕自身もご利用社様と接したい、あるいは接することでいろんなことを学びたいと思っています。ご利用者様は尊い方達ですので。

寺本代表

僕も初めて行った時にいつきの石川マネージャーが焼き芋を焼いていたのを覚えていますね。

樋尾

いつきの内部マネージングで石川エリア統括マネージャーっていうのが居て、その石川で思い出したのは、僕が伊勢でご利用者様に「ふぐが食いたい!」って言われたので、じゃあふぐ鍋やりましょうってなってふぐ頼んだんですけどお値段聞かずに頼んじゃって、それから請求書が来て・・

一応僕社長なんですけど石川エリア統括マネージャーから僕正座のままで本当に本気で怒られた事が一回ありますね

寺本代表

マネージャーから社長が怒られたんですね(笑)

フグって結構しますもんね

ふぐの値段はこれぐらいだそうです

樋尾
ご利用者様全員分と+職員もなので。

これもいつきの特徴として、組織図って普通こう三角形って思ってる人たちがまだいるかも分からないですけど、これはもう10 年も前にそういう経営学っていうのは崩壊してます

寺本代表

三角形っていうのはいわゆる社長がトップで、トップダウンていう感じですよね

社長がこれやれあれやれみたいな

樋尾

特に介護では通じないと思います

樹を言うとちょっとまず皆さんこう図を頭の中で描いて欲しいんですけど、台形をひっくり返したイメージにしてもらってもいいですかね。

一番上の一番広いところがご利用者様です。当然ですサービスを提供させていただく方ですから。

二番目が施設の現場で働く職員たち。

三番目が施設の現場で働く職員たちをフォローする内部のマネージャー達。

で、一番下が僕です。

寺本代表
社長が一番下なんですね
樋尾

そうです。組織図で言うと僕は一番最下層の人間です。

だから職員からも社長というよりは樋尾さんって呼ばれます

寺本代表

確かにそうですね。職員さんたちも社長って呼ばずに樋尾さんって呼んでますね

樋尾

それが最大のメリットであって、社長はどういうことを行うのが第一の目的かと言うと全体を支える部分の腹をちゃんと持たないといけない。

人数が一人ですけどだからといって支えられないんじゃなくて支えられるようにいつも心を持っていくことが必要であって、尊いご利用者様にサービスを提供するのは最前線の職員なわけですから当然僕らよりもその地位が上なのは当たり前だと思います

寺本代表
それだけ会社としても、社長がしっかり支えてみんなのやりたいこととか、ご利用者様の笑顔と幸せをみんなで作っていくっていう、プロデュースしていくみたいな感じですかね
樋尾

僕は介護はできないんだから、介護ができる人はすごいんですよ。

そして、僕の大事な恩返しをしたいおじいちゃんおばあちゃん達を最前線で笑顔にしてくれるのは職員たちなんですよ。

だから職員たちに常に尊敬の念があるのは当たり前であって、僕にできないことを代わりにやってくださっているんだから、良い給料を払いたいと思っています。

よく県や行政からも「社会福祉法人になりませんか?」って言われるんですけど僕は株式会社でずっと介護施設を続けたい理由というのは、ずっと企業の立ち上げや運営をしてきた中で得た知識を持って、今の介護業界を変えるためには株式会社の方がやりやすいなと思っているので、株式会社で一定の利潤追求はするものの、それは職員たちに還元をきっちりしたいと思います。

所得を得るためにはエンドユーザーであるご利用者様が最大の満足あるいは笑顔を導き出さなければ成り立たないわけです。

四日市、伊勢と津とだいたい60人定員ぐらいで、大体平均55名ぐらいなので稼働率90%以上ですよね。

いつきに見学に来る人で「どうしてそんなにご利用者様来られるんですか?」って聞く人がいます。

でも最初にそうやって聞いてくる人に僕は何も伝えることはないです。

あといくら儲かってるんですかって聞く人に何も教えたくないって言うのがあって、そんなことよりご利用者様の最高の笑顔を導くために日々職員たちと努力して考えて、いろんなことを試してご利用者様が納得されればご利用者様が勝手にご利用者様連れてきてくれます。

ケアマネージャーの皆様もそういった風景をちゃんと見て頂いてますのでどんどんご紹介をいただけます

だからお金を目的にするというよりはご利用者様のCS、満足度を一番にした方がうまい循環で株式会社として回ってくんじゃないかなと思います

>後編はこちら<

 

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